はじめに
このシリーズ記事では、ECPowerを活用して顧客セグメントを作成し、LTV向上にむけたアクションを具体化していくステップを紹介していきます。ECPowerを使いはじめたばかりの方、もしくはECPowerの利用を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
前回の記事では、ECPowerの顧客セグメントを他社マーケティングツールで活用するには、「顧客セグメント」を作成したうえで、Shopify顧客タグ連携を行うことを説明しました。
この記事では、顧客セグメントに対するマーケティング施策の効果をECPower上で計測・モニタリングする方法について説明します。
「計測」機能を活用し、顧客セグメントからの注文をモニタリングする
ECPowerの計測機能は、顧客セグメントからの一定期間の注文を計測することができる機能です。たとえば、マーケティング施策の売上や、特定の注目セグメントからの1ヶ月の売上をモニタリングする、といったことに活用できます。
計測の作成画面では、計測対象の顧客セグメントと計測期間を指定します。
計測は、たとえば以下のような目的に利用することができます。
- 特定のメールキャンペーンの成果を確認するため
- 顧客セグメントからの一定期間の売上をモニタリングするため
たとえば、3月にRum Baba Fansという顧客セグメントに対して重点的にマーケティング施策を打つことを考えます。
- 3/1時点でRum Baba Fans全体のリスト型顧客セグメントを作成して、1ヶ月間の計測を設定することで、このセグメントからの注文をモニタリングすることができます。
- たとえば、Active顧客、AtRisk顧客、Churned顧客それぞれに別々のメールキャンペーン施策を実施します。Rum Baba Fans & Active顧客のリスト型顧客セグメントを作成しておき、メールキャンペーンを実施している期間(1週間ほど)の計測を設定することで、各メールキャンペーンの成果を確認することができます。
それぞれの計測の詳細画面から、日次での集計結果を確認することができます。
まとめ
この記事では、ECPowerの計測機能を利用して顧客セグメントからの売上をモニタリングする方法について説明をしました。マーケティング施策を打ちっぱなしにせず、ECPower上で効果を計測してPDCAサイクルをまわしてみましょう。
次回は、この機能をさらに応用してマーケティング施策をブラッシュアップする方法についてご紹介します。