ストアのお客さまはそれぞれ異なるニーズや好みを持っており、購買パターンも異なります。購入商品などニーズに応じて顧客セグメントを管理するだけでなく、それぞれのセグメントの顧客の購買パターンや傾向を把握することは、お客さまに寄り添った施策を実現するうえでとても大切です。特にShopifyの「商品タグ」には、色や質感、テイストなど、個別の商品や商品ラインを超えたまさに"好み"に関する情報が詰まっています。(あまり商品のタグ付けを行っていないストアは、ぜひこの機会にタグ付けを始めてみてください)。このレポートは各顧客セグメントにおける人気の商品について「商品タグ」の観点から分析し、顧客のニーズや好みについての示唆を提供します。
「最も顧客数の多い商品タグ 」レポートとは
「最も顧客数の多い商品タグ」レポートは、顧客セグメントにおける商品購入の好みや傾向に関して「商品タグ」に着目し、その人気度・顧客数や比率をレポートしています。なお、各商品カテゴリの販売数ではなく、あくまで各商品カテゴリを購入したことがある顧客数を集計している点に注意が必要です。
🔖 「商品タグ」別 全体での人気度(%) 【顧客数比率】
顧客セグメントの中で、どのような商品タグが人気なのかについての基礎的なインサイト得ましょう。
たとえば以下の例では、「24SSリピーター顧客セグメント」内において78.5%と過半数以上の顧客が'商品タグ:Anti-oxidant'を購入したことがある、というインサイトを得ることができます。
これを応用することで、たとえば「直近1か月のリピーター顧客」「購入回数5回以上のロイヤル顧客」などのセグメントで、どのような商品タグが人気か?新規顧客やストア全体のデータと比べて特徴的な部分はあるか?といった観点から分析を行うことができます。
テーブル形式で表示すると上位100項目までのデータを表形式で確認でき、CSVでデータをダウンロードできます。
🔖「商品タグ」別 4月、5月、...の購入者数の推移 【月次集計】
商品タグごとに各月に何人の購入者がいたかの推移を、顧客セグメントごとに把握しましょう。
たとえば以下の例では 2024年4月に'商品タグ:Indian'の購入者数が大きく跳ねていることがわかります。どのような要因でデータの変動が起きていたかを推測する手がかりとして活用してください。
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🔖「商品タグ」別 初回、2回目、...での購入者数 【次数別集計】
それぞれの顧客にとっての初回、2回目、3回目の購入、または2回目以降のすべてのリピート購入において、どの商品タグを選んだ人が多かったかについてのインサイトを得ましょう。
たとえば以下の例では、初回購入時には'商品タグ:Canadian'を購入する人が多い一方で、'商品:Sri Lankan'は初回での購入はほとんどありません。一方、「2回目以降」のリピート購入においては同じような人数が購入しているというデータを確認することができます。
ここから、'Sri Lankan'という商品タグがついているテイストの商品は、よりリピーター顧客に好まれるものである、もしくは新規顧客に十分にアプローチしきれていない(機会損失がある)といった仮説を立てることができます。
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ちなみに、応用編として、このインサイトを「初回購入時の商品タグ」に基づく顧客セグメントでフィルタする場合の分析例をご紹介します。
・「2回目」の列を見ることで、初回に商品タグXを購入した人が、2回目を購入する際に人気だった商品タグは何か?が分かります。
・「初回」の列の商品タグX以外のデータを見ることで、初回に商品タグXを購入した人が、どのような商品タグを合わせ買いしているか?が分かります。
🔖「商品タグ」別 1回だけ購入 vs リピート購入した顧客 【件数別集計】
顧客セグメント内で「リピーターの割合が多い商品」についてのインサイトを得ましょう。それぞれの商品の、1回だけ購入した顧客の割合と、2回以上購入した顧客の割合を比較することができます。
たとえば以下の例では、それぞれの商品タグでゴールドの色がついている部分が'1回のみ購入した顧客の占める割合'、それより右側が'2回以上購入した顧客の占める割合'を示しています。'商品タグ:Anti-oxidant rich'は半数以上がリピーターで、'商品タグ:Canadian'は比較的リピーターが少ないことがわかります。
リピートマーケティングの観点から、どの商品系統にテコ入れが必要かという検討に活用してみてください。
テーブル形式で表示すると上位100項目までのデータを表形式で確認でき、CSVでデータをダウンロードできます。
なぜ「最も顧客数の多い商品タグ」レポートが重要か
ある顧客セグメントにおいてどのような商品が購入されているかの情報は、単に「売れ筋商品」や「新商品の売れ行き」を把握すること以上に、顧客セグメントが全体の傾向としてどのようなニーズや好みを持っているかについての示唆を得ることができるという点でとても重要です。特にShopifyの「商品タグ」には、色や質感、テイストなど、個別の商品や商品ラインを超えたまさに"好み"に関する情報が詰まっています。商品単位、商品カテゴリ単位では見えなかった複数商品間・カテゴリ間の関連性や共通性に着目して、顧客セグメントのニーズに対する理解をさらに深めましょう。
あまり商品のタグ付けを行っていないストアは、ぜひこの機会にタグ付けを始めてみてください。あまりに細かいタグ付けを行うのではなく、大まかな分類に基づいて、なるべく複数の商品間で共通のタグを付けられるようにする方法がおすすめです。関連性を見つけやすくなるためです。
活用例 - おすすめの顧客セグメント
「最も顧客数の多い商品タグ」レポートをどのような顧客セグメントでチェックするとよいか、いくつか例をご紹介します。
- 購入回数や金額の多い「ロイヤル顧客」セグメント:商品の中でもどのような側面が顧客ロイヤリティに貢献しているのかについて、示唆を得ることができます。この情報は、ロイヤル顧客に対するマーケティング施策をさらにパーソナライズしていくためにももちろん有益ですが、それ以外にも今後どのような商品を開発・取扱いすべきか、という観点からも重要なフィードバックになります。
- 新規顧客セグメントや、初回の集客チャネルに基づく顧客セグメント:どのような傾向・側面を持った商品が新規顧客を惹きつけることに長けているのかについて理解を深めることができます。たとえば複数のSNS広告を運用している場合、チャネルごとの傾向に違いがあるかについても確認してみると有益かもしれません。ロイヤリティを高める商品と、新規顧客を集めることに長けた商品は異なる可能性があります。それぞれの集客チャネルで働きかけているオーディエンスへの理解を深めて顧客獲得を最適化しましょう。
- 「特定の商品を購入したことがない顧客セグメント」など、商品プロモーションを検討している顧客セグメント:ターゲティングしているセグメントの顧客は、実際にどのような好みやニーズを持っているかについて理解を深め、顧客に寄り添ったマーケティング施策を具体化してみましょう。
「最も顧客数の多い商品タグ」レポートを最大限に活用することで顧客の好みやニーズに対する理解を深め、集客施策やリピート施策を改善し、お客さまに寄り添ったコミュニケーションを実現しましょう。ぜひレポーティングのための単なる数値としてだけでなく、顧客理解を深めるために活用してみてください。