注意事項
- 本機能はβ版機能として実験的にリリースしています。バグを発見した場合はお知らせください。
- 今後、実際のユースケースやユーザーからのフィードバックを踏まえて、機能の仕様およびデータの定義が変更される可能性がありますのでご了承ください。
- 「このような仕様になっていると使いやすい」といったご要望や、「このような使い方を発見しました」というようなユースケースのご共有を開発者一同お待ちしております!
カスタマージャーニーとは
概要
- カスタマージャーニー機能は「セグメントグループ」に対して設定をすることができます。
- 複数の顧客セグメントを、移動線(→)で繋ぐことで、顧客の移動を可視化することができる機能です。
- リアルタイムに線(→)を繋ぎ直したり、様々なつなぎ方を試すことで、カスタマージャーニーのルートを「探索」することができます。
機能の使い方・手順
- 新しい「セグメントグループ」に、カスタマージャーニー機能で利用したいセグメントを追加してください
- 「セグメントグループ」の表示を切り替えることで、カスタマージャーニーボードを表示することができます。
- カスタマージャーニーボードの「編集」をクリックし、左側の「追加」から顧客セグメントを追加します。
- セグメント同士を移動線(→)で繋ぎ、「保存」すると集計が行われます。
- 数値をクリックして、実際に誰が移動したかをチェックしてください!
※操作に関する仕様や利便性は、今後改善予定です。
使い方のアイディア
新しく「リピート顧客」になった顧客はどんな人が多い?
直近7日間で「リピート顧客」になった顧客は、どのような人が多いかをチェックしてみましょう。
初回購入では、どのような経路で購入を行った顧客、どのような商品タイプを購入した顧客が多いでしょうか?
【データの読み方】
- 直近7日間で30人の「初回購入:Herbal Tea Bags」の顧客が、「リピート顧客セグメント」に移動(新規加入)。
- 直近7日間で40人の「初回購入:ディスプレイ広告」の顧客が、「リピート顧客セグメント」に移動(新規加入)。
「トライアル商品」を購入した顧客は、どの商品ラインのファンになることが多い?
様々な商品の詰め合わせでトライアルを提供している場合、どの商品ラインを購入する人が多いかをモニタリングしてみましょう。
【データの読み方】
- 直近7日間で80人の「初回購入:トライアル商品」の顧客が、「商品ライン'Crunchy'を購入した顧客セグメント」に移動(新規加入)。
- 直近7日間で40人の「初回購入:トライアル商品」の顧客が、「商品ライン'Refreshing'を購入した顧客セグメント」に移動(新規加入)。
RFMセグメントの「離脱リスク顧客」や「離反顧客」は、どのくらい増えた?
RFMセグメントを管理している場合、直近7日間でどのくらいの「アクティブ顧客」が、「離脱リスク顧客」や「離反顧客」になってしまったかをモニタリングしてみましょう。
【データの読み方】
- 直近7日間で565人の「初回&アクティブ顧客」が、「初回&離脱リスク顧客」に移動(新規加入)。
- 直近7日間で77人の「リピート&離脱リスク顧客」が、「リピート&離反顧客」に移動(新規加入)。
※RFMセグメントの設定はこちらのレシピもご覧ください!
オンラインとオフラインの間を、顧客はどのように移動している?
Online Store販売チャネルと、オフライン販売チャネル(Point of Sale または 「Omnihub - スマレジ連携」 など)の間を、顧客がどのように移動しているか把握し、OMO戦略を一歩前に進めましょう!
【データの読み方】
- 直近7日間で30人の「OnlineStore新規(初回)顧客」が、「オフライン顧客」に移動(新規加入)。
- 直近7日間で120人の「オフラインの新規(初回)顧客」が、「OnlineStore顧客」に移動(新規加入)。
販売チャネルデータを使ったオムニチャネル分析の設定は、こちらのレシピもご覧ください!
新商品や新ブランドの顧客は、もともとどのような商品のファン?
新しくローンチした商品の顧客が、既存顧客にどのように受け入れられているかをモニタリングしてみましょう。狙った層にしっかり届いているかを分析してみてください。
【データの読み方】
- 直近7日間で30人の「'Refreshing'の購入顧客」が、「新商品'Umami'購入者セグメント」に移動(新規加入)。
- 直近7日間で150人の「'Sweets'の購入顧客」が、「新商品'Umami'購入者セグメント」に移動(新規加入)。
仕様
★「不完全な期間」とは? データ集計・表示は、顧客セグメントの作成日以降の期間が対象
- カスタマージャーニー機能の提供には『それぞれの日に、誰がセグメントに所属していたか』というデータ(「カスタマージャーニーデータ」または「セグメント所属履歴」と呼称)が利用されています。このデータは、ユーザーが顧客セグメントを作成した日から、顧客セグメントごとに記録されます。
- つまり、カスタマージャーニーで集計・表示ができる期間は、顧客セグメントの作成日以降のみです。もし新しくセグメントを作成した場合には、カスタマージャーニー機能で利用するために一定日数データを蓄積する必要があります。
- この点の利便性を向上するため「日々の顧客セグメントの所属履歴データ」を、顧客セグメント作成日以前まで遡って再現する機能を開発中です。ご期待ください!
※顧客セグメントを削除すると、過去のカスタマージャーニーデータもすべて削除されますのでご注意ください。
※「カスタマージャーニーボード」で指定している期間内にデータが不完全なセグメントがある場合はアラートが表示されます。
★重要:カスタマージャーニーデータは2024年7月18日から!
「カスタマージャーニーデータ」は2024年7月18日より記録しています。顧客セグメントをそれ以前に作成していたとしても、データを利用できるのはこの日付よりも後の期間になりますので、ご承知おきください!
移動線(→)のデータの定義について
- 集計期間中に「ソース」から「ターゲット」に新しく加入した顧客
- かつ、「集計期間の終了日」に「ターゲット」に所属している顧客
用語について:
「ソース」 移動のスタート地点の顧客セグメント
「ターゲット」 移動のゴール地点の顧客セグメント
「集計期間」 移動を集計する期間です。カスタマージャーニーボードに対して指定できます
厳密な仕様:
- 移動した場合であっても、「集計期間の終了日」に「ターゲット」から離脱して不在の顧客は、カウント対象外です。
- 例) 【購入回数1回セグメント】 → 【購入回数2回セグメント】 の移動を集計する場合、期間中に購入回数1回から3回まで増えた顧客は、集計期間の終了日に【購入回数2回セグメント】に不在のため集計対象外になります。
- 集計期間中において「ソース」から離脱したかどうかは一切関係なくカウントします
- 例)これにより、【商品A購入者セグメント】 → 【商品B購入者セグメント】などの、重複があるセグメントの移動を正しく集計できます。