20240901追記:こちらの記事でより詳しく解説しています!
はじめに
この記事では、「集客チャネルの評価」を目的としたECPowerの顧客セグメント作成例と、マーケティング施策のアイディアについて説明します。
初回の集客チャネルによるセグメント
集客チャネルによるセグメントの作成例です。詳細フィルタで注文の次数:初回購入を選択します。新規顧客獲得施策でUTMパラメータを設定している場合は利用することができます。
マーケティング施策例:
- LTVコホート表を使うことで、集客チャネルごとのLTVの違いや、広告投資の回収期間を分析することができます。
- 集客チャネル間でLTVに大きな差がある場合、新規顧客獲得チャネルの見直しを行う必要があるかもしれません。
ECPowerでの基本的なLTVコホート表の見方については、こちらの解説記事をご確認ください。
リピート/ロイヤル顧客×集客チャネルのセグメント
現在のリピート顧客やロイヤル顧客と集客チャネルを組み合わせた顧客セグメントを作成することで、リピート顧客やロイヤル顧客を育成する観点からどのチャネルが有効なのかを検討することができます。
LTVや、購入単価・購入回数などのメトリクスに差がないかについても確認してみましょう。
マーケティング施策例:
- 現在のリピート顧客が、初回にどの集客チャネル経由で購入を行ったかを比較することができます。
- 集客チャネル間でLTVに大きな差がある場合、新規顧客獲得チャネルの見直しを行う必要があるかもしれません。
2回目以降の購入の流入元ごとのセグメント
どの流入元からリピート購入(2回目以降の購入)を行った顧客が多いかを、流入元別のセグメントを作成することができます。
※2024年9月現在、より便利な「インサイト」機能をリリースしています。
このストアではメールマーケティングを始めたばかりなので、まだ人数が多くないですね。”Direct”はブラウザのブックマーク等からアクセスして購入をしている顧客です。
※流入元のデータは”Unknown Source”がほとんどを占める結果になってしまうことが多いため、データの取り扱いには注意が必要です。(UTMパラメータを設定しておけば、より正確なデータを取得することができます。)
マーケティング施策例:
- 既存顧客向けのマーケティングチャネルが複数ある場合(たとえばメール、SMS、LINEなど)、実際にそれぞれのチャネルから2回目以上の購入を行った人数がどれくらいかを比較することができます。
ロイヤル顧客を類似オーディエンス配信に活用する
こちらの記事をご参考ください。
参考記事
このほかのセグメント作成例は、こちらのページでまとめています。
ロイヤル顧客を育成するためのカスタマージャーニーの作り方や、RFMセグメントの考え方についてはこちらの記事で説明しています。あわせてご参考ください。