アフィリエイトマーケティングの活用は、ECストアの成長において一つの選択肢です。UpPromoteのアフィリエイトマーケティング機能とECPowerのセグメント管理機能とを組み合わせて利用することで、プログラムの実装からパフォーマンス評価まで一貫して構築することができます。さらにECPowerは行動データに基づいたセグメント管理や、ロイヤル顧客セグメントの育成を支援しますが、UpPromoteはこれらのロイヤル顧客をブランドの支援者に変えることができます。AISASモデルなどに代表されるように、「シェア」をしやすくなる仕組みを構築することで、ロイヤル顧客のカスタマージャーニーに新しい顧客獲得を組み込み、持続可能なビジネスの成長を創出することができます。
UpPromoteとは?
UpPromoteは、ECストアにアフィリエイトプログラムを作成し、管理することができるShopifyアプリです。アフィリエイトの教育や、効果測定、プログラムからの売上に基づく報酬の支払いが可能です。顧客タグや注文タグを介して「アフィリエイトとして登録している顧客」や、「アフィリエイトプログラム経由で獲得した顧客」のセグメントをECPowerと連携することができます。ロイヤル顧客をブランドの支援者に変え、持続可能なマーケティングサイクルを創出します。
ECPowerとは
ECPowerは行動データに基づく顧客セグメントを管理するツールです。Shopifyと注文タグや顧客タグを連携することで、特定の注文をしたことがある顧客のセグメントを作成し、そのセグメントの売上やLTVを追跡したり、どのような商品を購入しているかなどの特徴をセグメント単位に分析することができます。
ECPowerとUpPromoteを連携するには
ECPowerとUpPromoteを連携することで、顧客セグメントデータを活用してアフィリエイトマーケティング戦略を最適化することができます。注文タグや顧客タグを利用して「アフィリエイトとして登録している顧客」や、「アフィリエイトプログラム経由で獲得した顧客」などをセグメント化することで、アフィリエイトのパフォーマンスや顧客の行動について貴重なインサイトを得ることができます。
ロイヤル顧客セグメント向けの専用アフィリエイトプログラムを構築
ストアの需要なロイヤル顧客セグメントに対して、ブランドについて広めてもらうために、より高い報酬率の専用のアフィリエイトプログラムを提供してみましょう。ECPowerは、Shopifyの顧客タグを使用して、他のマーケティングツール(メールプラットフォームやShopifyメールなど)にセグメント情報を共有できます。UpPromoteでプログラムを作成し、メールツールなどでロイヤル顧客向けに限定の告知を行ってみましょう。
顧客タグを利用して「アフィリエイトとして登録している顧客」セグメントをECPowerに作成
UpPromoteは、そのアフィリエイトリストに顧客タグを割り当てることができます。ECPowerはこれらのタグを識別できるため、マーチャントはECPower内で特定の「アフィリエイト」セグメントを構築できます。このセグメントにより、マーチャントはアフィリエイトの成長を追跡し、アフィリエイトになった顧客とそうでない顧客の違いを分析することができます。これらのダイナミクスを理解することで、マーチャントはアフィリエイトネットワークをよりよくサポートし、拡大するための戦略を洗練することができます。
注文タグを使って 「アフィリエイトプログラム経由で獲得した顧客」セグメントをECPowerに作成
UpPromoteは、アフィリエイトリンクを通じて行われた購入に注文タグを割り当てることができます。ECPowerはこれらの注文タグを識別できるため、マーチャントは「アフィリエイトによって獲得した」顧客セグメントを構築できます。このセグメントを追跡・評価することで、獲得した顧客の質について、リピーター率やセグメントの成長の追跡、ライフタイムバリュー(LTV)などの主要指標から分析ができます。これらの指標を監視することで、アフィリエイトキャンペーンの効果を把握し、データに基づいた意思決定を行うことができます。
連携のメリット
- マーケティングサイクルの創造: ECPowerはロイヤル顧客セグメントを作成・管理し、UpPromoteはこれらの顧客をブランドの支援者に変え、新しい顧客を引き寄せます。これにより、成長を促進する継続的なマーケティングサイクルが生まれます。
- アフィリエイトのパフォーマンス評価: アフィリエイトプログラムごとに獲得顧客をセグメント化することで、各プログラムのパフォーマンスをより正確に評価できます。
- 顧客インサイト: 異なるアフィリエイトプログラムから獲得した顧客の行動や好み・違いを理解することで、マーケティング戦略の内容をさらに洗練することができます。
特定のセグメントにアフィリエイトプログラムを告知するためのECPowerセグメントの設定
ECPowerは、Shopifyの顧客タグを通じて、メールプラットフォームとセグメントを同期できます。Shopifyの顧客タグの設定についての詳細なガイドラインはこちらで確認できます。
ECPower内でセグメントを作成するためのUpPromoteの設定
顧客タグの設定
UpPromoteでは、デフォルトではアフィリエイトに対しては顧客タグを付与しませんが、以下の設定を行うことで顧客タグ連携を行うことができます。
Settings > Integration > Shopify customers/orders > “Shopify customer”をオンにします。
この操作を行うと、システムは、アフィリエイトに対して顧客タグ(uppromote_affiliate)を追加します。
注文タグの設定
ECPowerセグメントでアフィリエイトのパフォーマンスを確認するだけの場合は、特別な設定は不要です。ただし、複数のプログラムがある場合や、各キャンペーンによって取得された顧客のパフォーマンスを比較する場合は、以下の特別な設定を試してください。
デフォルトでは、注文タグ名は「UpPromote_order」ですが、アフィリエイト名、プログラム名、プログラムID、またはアフィリエイトIDを追加して、注文タグをカスタマイズできます。
注文タグを設定するには、Settings > Integration > Shopify customers/orders > Setup order tags を開き、ここで注文タグ名をカスタマイズします。
新しい紹介注文には、新しい注文タグが適用されます。
例えば、顧客紹介からの注文には「UpPromote_Customer_referral」タグが付き、標準プログラムからの注文には「UpPromote_Standard_Affiliate_Commission」タグが付きます。
ECPowerでUpPromoteのセグメントを作成し、成長を追跡する設定
アフィリエイトに登録した顧客のセグメント
ECPowerでアフィリエイトになった顧客のセグメントを作成し、アフィリエイトプログラムの成長とパフォーマンスをモニタリングします。
集客チャネルとしてのUpPromoteをLTVの観点から評価
UpPromoteアフィリエイトを通じて獲得した顧客を、従来の広告チャネルからの顧客と比較し、獲得数だけでなくライフタイムバリュー(LTV)で評価して、どのチャネルがより効果的かを評価します。
獲得顧客のパフォーマンスの違いからアフィリエイトプログラム同士を比較する
注文タグを使用して、さまざまなアフィリエイトプログラムから取得した顧客をセグメント化し、どのプログラムがLTVやリピート顧客率の面で質の高い顧客を引き寄せているかを評価します。
まとめ
ECPowerのセグメント管理とUpPromoteの連携は、アフィリエイトマーケティング戦略を最適化するための強力なソリューションです。ロイヤル顧客を育成してブランドの支援者に変えることは、有効なマーケティング戦略として証明されています。ECPowerとUpPromoteを活用することで、新しい顧客獲得チャネルを実装しましょう。